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ヴィヴィ+パルと歩く道端の四季

先住ボーダーコリー犬ヴィヴィの思い出と弟犬パルの日常の記録です。

犬死には、させないで

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「これが現実なのか、いえ現実なんです。」
その何とも言えない酷い現実を目の当たりにした一日でした。
今日は、兵庫県動物愛護センター淡路支部へ行きました。
0226愛護センター 入り口

目的は、二つ。
一つは、BORDER COLLIE RESCUE NETWORK(BCRN)本部で製作したチラシを届けること。
もう一つは、ヴィヴィの掛かり付けの獣医師さんからお誘いいただいた愛護センター運営に関するセミナーに参加すること。
一つ目の目的は、形だけ完了しました。
形だけというのは、この施設にボーダーコリーが保護された場合、迅速にBCRNに連絡をしてもらい、飼い主さんが現れない時は、殺処分の前に引き出したいという旨の事を施設の担当者にお話ししたけれど、行政で決められたルールによって、飼い主以外の個人や団体には、引き渡せないこと、従って保護したという連絡もできないという事を説明されただけで終わってしまったからです。
保護捕獲して欲しいボーダーコリーがいると住民から連絡があったら、BCRNに知らせるので、施設の職員より先に出向いて保護するのであれば、OKだと言われました。
連絡してくる人が、ボーダーコリーだと見分けが付く可能性は、とても低いでしょう。
行政の壁の厚さを痛感しました。

もう一つの目的のセミナー受講の前に、職員の方が、施設を案内してくれました。
覚悟は、していたつもりですが、想像以上に酷い現実を目の当たりにしました。
酷いというのは、施設で行われている事ではなくて、施設に飼い犬を連れてくる飼い主の事情です。
昨日、連れてこられた土佐犬がいました。
連れて来られた理由は、闘いに勝てない犬だからでそうです。
勝てない犬に掛ける食費が、もったいないそうです。
腰回りはがりがりに痩せて、何日も食べさせてもらっていないように見えました。
その隣の檻の子は、狩猟犬でした。
山に放つと戻って来ない出来の悪い子なので、次の狩猟解禁日まで10ヶ月くらいでしょうか、その間の食費がもったいないので禁猟期間に入った途端に連れて来られたそうです。
どうしたらそんな鬼の心になれるのでしょう。

こちらは、里親さん募集中の子達です。
綺麗にトリミングしてもらって清潔な部屋で、里親さんが現れるのを待っています。
ここだけ、撮影を許可していただきました。
0226譲渡犬1
壁一つ隔てた隣室では、命の期限が迫った子達が、天井まである檻の中に捕獲されています。
ここは、柵が低くて、人と触れ合えるようになっています。
この運命の違いは、何なんでしょう。

気持ちの切り替えができないまま、セミナーの時間です。
0226セミナー

講師は、人と動物が楽しく安全に共生していける社会を目指すNPO法人の理事長をなさっている女性でした。
その方が、関わっていらっしゃるハワイの動物保護施設の運営についてのお話でした。
日本の愛護センターとの違いは、ボランティアさん達の力がハワイの施設の場合は大きいことと、保護した子は、里親さんを募集するのが、前提になっているということです。
勿論、殺処分も施設の仕事の一つです。
殺処分の前に係の人に抱きしめられ人からの最後の愛情をもらって、虹の橋を渡っていく子達の姿がスクリーンに映し出され、気持ちがいっぱいいっぱいになってしまいました。
ビデオには、他にも大切な事が、映し出されていたのに、ショックで、あまり記憶していません。
質疑応答の時間に、司会をなさっていたヴィヴィの掛かり付けの獣医師さんから指名され、私も発言の場をいただいたので、行政の壁について、講師の方に質問しました。
『行政に対して要求するばかりではなくて、一歩引いて見てみること、逆に行政に対して私たちが何をできるかを考える事も、厚い壁を取り除く一歩になるのではないか。』と貴重な回答をいただきました。

殺処分前提で、預けられてる子達の顔が、目に焼き付いて離れません。
この子達にこの運命を与えた飼い主達に二度と同じ事をさせない為の対策をしっかりと取って欲しいです。
でないと殺処分を受けた子達の死は、まさに犬死にです
ペットを取り巻く矛盾と問題だらけの世界に胸をめちゃめちゃ傷めた一日でした。
0226愛護センタードッグラン小
このドッグランのように広い庭で里親募集の子が訓練を受けています。殺処分を待つ子達には、無縁の庭です。




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16 Comments

ぺん吉 says...""
 だいぶ怒ってるねー。
 書いて少しおさまった? それとも逆に怒りが増した?
2008.02.27 07:56 | URL | #22EGc9UE [edit]
JUNJUN says...""
はじめまして、記事を見せていただきとても
勉強になりました。愛護センターはとても興味がありながら
やはり高い壁を感じ、近づきにくいと私自身も感じております。
ここにきたら保護されたかもしれない命も
亡くなってしまうんですね、行政よりも、保護団体になんですかね、しかしそれよりも、飼い主のモラル向上を願って止みません。
2008.02.27 08:59 | URL | #xwn29P.U [edit]
まゆまゆ says..."ぺん吉さん"
怒らないといけないのに怒るより哀しみが先に立っています。
書いて訴えて、気持ちを整理することで、この憤りを少し客観的に観ることができました。
が、問題の解決には、何ら関係なしなのが、情けないです。
2008.02.27 10:11 | URL | #v8ZLOJz6 [edit]
まゆまゆ says..."JUNJUNさん"
今、JUNJUNさんのblogを訪問して、昨日の人工交配の事を知りました。
アンディ君とベルちゃんののベビーが、たくさん生まれると良いですね。
生まれる前から二頭の間の子達は、幸せを補償されているようなものですが、昨日の愛護センターには、里親募集の部屋にも殺処分を待つ子達の部屋にも生まれて間もない可愛い子犬たちがいました。
同じ犬に生まれて、この運命の差は、酷すぎます。
2008.02.27 10:16 | URL | #v8ZLOJz6 [edit]
リリーパパ says...""
まゆまゆちゃんの気持ちはよく分かります。
2月の初旬に、熊本の愛護センターでボーダーが保護されていた時に私も愛護センターへ行きましたが、行政の壁そしてそこに捕獲されていた犬達の懇願するような悲しい目が忘れられません。
熊本愛護センターは他と比べるとずいぶん柔軟な対応を取られています。
期限が来ても可能な限り飼育を続け、月数回の譲渡会で里親さんを募集されています。
しかし全部の犬達が助かる訳ではありません。
譲渡を受ける里親さんは事前に譲渡講習会を受けねばなりません。
私も万一の為に講習会を受けましたが、そこで放映されたビデオは生々しい内容でした。
熊本市の愛護センターの対応と郡部の保健所では対応に大きな差があります。
行政の壁・・・これは日頃から継続したボラ活動や市民活動を地道にやらないと壁は動かせないと思います。


2008.02.27 10:57 | URL | #UGlVlC5Y [edit]
デリアク says...""
いつも考えさせられるペット事情・・・
自分の子供でも五月蝿いと虐待できる今の世の中・・・
不要物扱いが出来る心が悲しいね
2008.02.27 11:06 | URL | #PXeZHZNA [edit]
まゆまゆ says..."リリーパパさん"
ご丁寧な感想を寄せて下さって、ありがとうございます。
最後の二行は、講師の方が、私にアドバイスして下さった、まさにその内容です。
リリーパパさんもボランティア活動を通じて、その事を感じられたのですね。
淡路は、人口の割からすると殺処分される犬の数が多いです。
犬に対する考え方が、都会に比べて遅れています。
番犬を含めて犬は、使役犬という意識の人が多いです。
たとえ狩猟犬として飼っていても家族の一員と思って欲しいです。
意識の低さが、殺処分の多さに繋がっていると思います。
2008.02.28 01:37 | URL | #v8ZLOJz6 [edit]
まゆまゆ says..."デリアクさん"
幼児虐待のニュースを聞かない日が無いくらいになりましたよね。
そのニュースを聞く度に、子供でさえこんな扱いをする人が増えているのだから、ペットの虐待(保健所、愛護センター等に持ち込むことを含めて)が、減らないのは、無理のない事だと思ってしまいます。
でもそこで止まってしまっては、何も改善されないですね。
2008.02.28 01:43 | URL | #v8ZLOJz6 [edit]
緑ママ says..."お疲れ様でした。"
神戸より過酷ですね・・・
でも、少しずつでも我々ボランティアが行政を変えていければと
思います。一緒に頑張りましょうね!
でも・・・腹立つ!!(怒)勝てない・狩猟犬として出来が悪い?
”あんたたちの訓練の仕方が悪いんだ!!ワンコのせいにするな!!ふざけるな!バカヤロ~!!”と言いたい(暴言ですスミマセン・・汗)
今回、ワンコ飼えるのもブリーダーもライセンス制にして欲しいと切に思いました。


2008.02.28 10:00 | URL | #- [edit]
力丸ママ says..."悲しい現実"
なんて悲しい現実でしょう
犬に心もあることをが忘れてしまっている人間以下のこの人たちは決して人生全うできないと私はおもっています。
背を向けずに正面からこういうセミナーに参加したまゆまゆちゃんは偉いです
私はつらすぎて参加できない!
愛護センターの方たちも辛いですよね
しかし行政は柔軟なとらえ方はゼロだと思っています。
なにごとにおいても
せめて何が出来るでしょう!
署名、寄付、は続けて行きたいと思っていますが!
2008.02.28 21:58 | URL | #E4UiWjhs [edit]
芽琉家 says...""
悲しい事実ですね。。。
役に立たない犬は不要だから、って犬はではないのに。
殺処分されると解って連れて行ってるんですよね~?
(「この犬を殺して下さい」と言っているようなもの)
殺人犯は罰せられるのに・・・
2008.02.29 08:59 | URL | #QJvdyeNQ [edit]
ボビーぱぱ says...""
昨年愛犬を不幸な事故で亡くした時、自分は相当なショックで嘆き悲しみに陥った。用をなさないから処分をする、こんな考えを持っている人間がたくさんいるという現実から逃避したくなります。
今日のニュースで愛媛県と松山市は安易な愛護センターへの持ち込みを少しでも減少するために持ち込み料(無料?から)2500円
とすることに条例化計画検討することになりました。
(そうすれば今度は野山に置き去り化し、野犬が増えるかもしれないと懸念しています)
2008.02.29 20:37 | URL | #u3MRTyDc [edit]
まゆまゆ says..."緑ままさん"
今までは、土佐犬のような大きくて厳ついワンコは苦手でしたが、初めて強面の土佐犬が可愛いと思えました。
それと同時に、哀れでならなかったです。
どうしたらそんな割り切った気持ちになれるのかと思いました。
ブリーダーの倒壊は、一挙にたくさんの路頭に迷うワンコを増やしてしまいますから、緑ママさんの書き込みのようにきちんと勉強してライセンスをとって、それも毎年更新くらいにしてしっかり行政で管理して欲しいものですよね。
2008.03.04 22:37 | URL | #v8ZLOJz6 [edit]
まゆまゆ says..."力丸ママさん"
愛護センターへ行く前に、覚悟して行ったつもりでしたが、現実を目の当たりにすると涙があふれてきました。
私以外の参加者の皆さんも同じでした。
もうあの時悲しそうな目をしていた子達は、虹の橋を渡ったのだと思う胸が締め付けられます。
が、愛護センターの頑丈な檻の中より、虹の橋の向こうで、お友達と幸せに暮らす方が、良いのだと自分に言い聞かせています。
2008.03.04 22:41 | URL | #v8ZLOJz6 [edit]
まゆまゆ says..."芽琉家さん"
そうなんですよ、処分して下さいとはっきり言って持ち込んでいるのです。
なのでどんなに引き取って育てたいと申し出でも譲ってくれないのです。
持ち込んだ飼い主も行政も持ち込まれた子に生きるチャンスを与えてくれないのです。
なんということなんでしょう。
2008.03.04 22:43 | URL | #v8ZLOJz6 [edit]
まゆまゆ says..."ボビーパパさん"
愛媛の愛護センターが抱えている問題は、全国の愛護センターにも共通する問題ですね。
ミッキー君を亡くした時の悲しみを思うと、自ら殺して下さいと飼い犬を持ち込む人の心が、理解不可能でしょうね。
ボビーパパさんの怒りと悲しみのお気持ちは、私も同じです。
2008.03.04 22:46 | URL | #v8ZLOJz6 [edit]

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